ChatGPTを開発したOpenAIが、ついに新しい動画生成AI 「Sora2」 を発表しました。
SNS上でも「本物とフェイクの区別がつかない」「まるで映画のよう」と話題になっています。
AIが文章から映像を作る──それだけでも驚きですが、Sora2は音声・効果音・BGMまで自動生成。
テキスト一行から、まるでテレビCMやアニメのような動画が生まれるのです。
Sora2は、ChatGPTの映像生成拡張モデルとして開発された次世代マルチモーダルAIです。
これまでのAI動画生成と異なり、「映像」と「音声」を同時に作るのが最大の特徴です。
🎥 テキストや画像から動画を生成
🎧 音声・BGM・効果音を自動追加
💬 セリフやナレーションもAIが発声
これにより、ユーザーはまるで映画監督のように「言葉だけ」で作品を作ることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
生成時間 | 約10秒(プロプランで最大15秒) |
対応端末 | iOSアプリ・Webブラウザ |
料金 | 無料プラン/月額200ドルのプロプラン |
音声生成 | 自動BGM・効果音・セリフ対応 |
対応言語 | 日本語完全対応(雑プロンプトOK) |
アスペクト比 | 縦(9:16)・横(16:9)対応 |
Sora2は、入力した文章(プロンプト)から自動で映像を構築します。
たとえば、次のような短い指示だけでリアルなドラマが生成されます。
🎬 プロンプト例
「昼のワイドショー風テロップが表示されている渋谷のスクランブル交差点の前で、
若い女性インタビュアーが『ご出身は?』と聞くと、女性が『えっと、オープンエーアイです。』『AI?』『はい、私エーアイです』と答える。」
このような文章を入力するだけで、Sora2は:
・渋谷交差点の群衆と背景を自動生成
・テレビ風のテロップとBGMを追加
・自然な日本語発音とリップシンクを自動再現
――と、まるで本物のテレビ番組のような映像を作ってくれます。
実際の会話テンポやイントネーションも非常に滑らかで、
「これ本当にAIなの?」と思うほどのリアリティです。
招待コードが必要になります。招待コードは「4TPHZ6」です。
もし登録される方がいたらコメント欄に招待コードの記載をお願いします。
Sora2ログイン(Webブラウザの版は重くてログインできないため、非推奨です):
Sora2 AIジェネレーター | 無料でオンラインコンテンツ作成
iOSの場合は、sora2と検索すると「Sora by OpenAI」と出てきますのでインストールします。
Soraログイン(iOSアプリで作ったsora2の動画も共有されるようです)
① アカウント登録
・ChatGPTまたはGoogleアカウントでログイン可能。
・Googleアカウント名が表示名として公開されるため、プライバシーに注意。
② 設定の確認
「Improve model for everyone」:自分のデータをAI学習に使うかどうか。
「Use personalized explorer」:過去の会話をもとにおすすめ表示を出すか。
→ どちらもプライバシー重視ならオフ推奨。
③ 動画生成の流れ
1.+ボタンを押す
2.プロンプトを入力(日本語OK)
横画面にする場合は、画面上の動画を生成する「Sora2」をタップし、ポートレートを「横方向」をタップしてください。
縦画面の場合は、デフォルトの「ポートレート」をタップします。
3.生成開始ボタン(↑)をタップ
たったこれだけで、AIが自動で映像+音声を作成します。
Sora2では、写真やイラストをアップロードして「画像→動画生成」も可能です。
ただし、実写の人物写真は使用不可です。
これは、第三者の顔や肖像権を守るための安全措置です。
イラスト・背景・建物などの画像は使用可能です。
プロンプトに「この画像をもとに○○風の動画を作って」と指定すれば、
AIが自動でマルチカット構成を生成してくれます。
Sora2はリリース初期、著作権の緩さから「有名映画そっくりの映像」が問題視されました。
現在は規制が入り、特定の人物や作品に似せた生成は制限されています。
また、すべての動画にはウォーターマーク(透かし)が自動付与されます。
有料会員(月200ドル)でも削除はできません。
商用作品として使うには注意が必要です。
1.「動画を投稿する」→ SNS機能として公開
2.「動画を編集する」→ プロンプト再編集・再生成
3.「…」メニュー → ダウンロード(MP4形式)
生成制限数
・無料:1日あたり30本まで
・有料:上限不明(招待制プロプラン)
Sora2の革命的な新機能が「カメオ(Cameo)」です。
自分の顔と声をAI化し、アバターとして登場させることができます。
たとえば、AIの中で女優としてレッドカーペットを歩いたり、
大統領になったりといった空想体験が可能。
まさに“もう一人の自分”を映像の中に生きさせる仕組みです。
カメオ登録手順
1.+ボタン → カメオを選択
2.顔と声をリアルタイム収録
3.公開範囲を設定(自分のみ/相互/全員)
※他人の顔を使うことは規約違反です。
Sora2はアニメーション制作にも対応しています。
たとえばプロンプトに「アニメのOP」と書くだけで、
オープニング風の映像をAIが構築します。
さらに、オリジナル画像をアップして次のように指示することで、
完成度の高い映像を作れます👇
「最初の0.1秒のフレームはカット。
“大好きなカメラ。今日はどんな物語を撮ろうか”で始まるアニメのOP。」
これにより、静止画を滑らかに繋いだマルチカット映像が生成されます。
クレジットを消したい場合は「テキストを非表示」と明記しましょう。
✅ 活用できるシーン
・SNS向けのショートムービー(Instagram・TikTok)
・広告用の映像・キャンペーン動画
・創作・自己表現・アート制作
⚠️ 限界と課題
・ウォーターマークが必ず入る
・高画質(15秒)はWeb版限定
・商用利用範囲が不明確
現時点では、本格的な映像制作ツールというより“創作SNS”としての位置づけが強いです。
ただし、今後ウォーターマークが解除されれば、商業レベルの映像制作にも使える可能性があります。
Sora2のすごさは「考えなくても物語が生まれる」こと。
ほんの数秒のプロンプトから、AIが自動でストーリーを構築し、
カメラワークや音声を組み立てていきます。
それはまるで、AIが“監督”として共に創作する時代の幕開けです。
もう、誰でも「映画を作る人」になれるのです。
Sora2は、映像の民主化を象徴する存在です。
かつて映画制作には専門知識と高額な機材が必要でした。
今はスマートフォンと数行のテキストだけで、
誰もが“映像作家”として表現できる。
まだウォーターマークや制限も多いですが、
AIと人間が共に映像を作る時代が確かに始まっています。
次にスクリーンで流れる名作は、
あなたの言葉から生まれるかもしれません。
執筆:のりひと|Regulus Kingdom Project
AI×創作の時代を生きるための情報を発信中。
TwitterとYouTubeで「レグルス王国の物語」を公開しています
Sunoでオリジナルアニメを制作しました。
楽曲はもちろん、自身でAI音楽生成ツール「Suno」を使って作曲。
映像には「Grok」というスマホアプリも組み合わせています。
編集にはiMovieを使用し、構成や台本作成にはChatGPTを活用。
すべてスマホ上で完結させた、フルAIワークフローの作品です。
ChatGPTとSunoで作詞・作曲・歌を作る方法|AI音楽時代の始まり – のりひとのブログ